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インベントリ管理データベース

システム運用支援





資産管理ツール
ウィルス対策の基本

●企業内LAN運用のポイント

インベントリを作成する

ネットワーク構成・サーバー設定・クライアント構成・などの現状把握

システムの導入時にはかならずドキュメントとしてあったはずの「構成表」。
変更や追加の年月を経て、今でもその情報が正しいとは決して言えません。

大きく分けて企業内ネットワークのインベントリは次のような観点に注意して整理すればよいでしょう。

1.ネットワーク接続関係(ネットワーク構成図・ネットワーク機器配置)
2.ネットワークの認証関係(ドメイン構成、ディレクトリ構成、IPアドレス構成など)
2.サーバー類の機器構成(ハードウェア構成)
3.サーバー類の機能概要図
4.サーバー類のソフトウェア構成・設定内容
5.(*)クライアントのソフトウェア構成・設定内容
6.各ハードウェア/ソフトウェアの保守契約状況
7.各サーバー類・クライアント類のライセンス状況

1〜4までは、導入時点から大きく変わることは少ないかも知れません。
まずは、ワークシートなどで作成し、次にデータベースのように柔軟に変更履歴が残るものに変えていく必要があります。

「まったくそれらの情報がない」という方は、多少は危機感を持ってください。

なぜなら、トラブル発生後にサポートをする技術者がまずそれらの情報が部分的にでも必要となるからです。
保守契約をする場合、これらをすべて1社で保守サポートするベンダーは極まれです。
多くの場合、「ネットワーク機器」「サーバー類」「パソコン類」ごとにサポートベンダーが異なります。

全体的な把握は、「企業内システム管理者」しかできません。



運用ルールを明文化する

ポリシー(方針)と手順を分けて考える。


管理者に必要なのは「ポリシー(基準)」の策定。危機管理対策。
ユーザー(利用者)が必要だと言うのは「操作手順」。


かならずしも、すべてにおいて詳細に明文化する必要はありませんが、システムの優先順位の高いものから作成していくのが賢明だと思われます。

1.セキュリティポリシーなどのセキュリティ対策
2.障害発生時などの対応手順(保守サポートベンダー含む)
3.日次ジョブなどの操作手順・確認手順
4.システム利用に関するワークフロー(登録・変更・削除など)



作業の手順を明確にする


特に「最悪の事態」に備えて・・・


賢明な皆さんならもうお分かりでしょうが、インベントリ情報がなければ当然「不測の事態」に対応できません。ルールが決まっていなければ、手順もできません。

「ある日突然・・・」サーバー・ネットワーク・パソコン停止の事態に。
その時どうしますか?
「ある日突然・・・」メインとバックアップの両サーバーが故障。
復旧までの時間は?
「ある日突然・・・」ファイアーウォールとルーターが故障。
その時どうしますか?

これらのことに関して、机上でのシュミレーションができるようであれば十分でしょう。
また、実際に仮想トラブルを想定した練習が1回以上できればなお結構です。



共通の意識をもつ


コンピュータの最新用語を知っているのは自慢ではない。要は、企業の活動をいかに守るかだ。


コンピュータやネットワークへの依存度が高まっていくほど、危機管理が重要になってきます。
多くの企業ではもう「メールが止まれば企業活動が停止する」状態に近いかも知れません。
日々のシステムジョブがいったい何のためにあるのか?ウィルスチェックやバージョンアップは何のためにあるのか?それらの重要性を共通の意識レベルにする必要があります。
簡単なことなのですが、システム管理者のみが悩んでいる場合も多々見受けます。

当社では、ご要望の形態にあわせた運用アドバイス(月1回程度〜)をご提供しております。
詳しくはメールにてご相談ください。





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